春のしつけセミナー
2021年5月から7月まで無料しつけセミナーを開催致しました。
1時間づつ個別におこなっているので講師の白拍子先生にいろいろな質問ができます。
2021年5月6月開催分
困っている事 :甘噛み
・遊びが激しくなってくると、歯をあててくる。
・歯を当て始めた時(まだ甘噛みまでいってない時)に気にせず遊び続けている
・噛み始めた時に代わりのもの(おもちゃ・おやつ等)を与えている
fa-arrow-down
代わりのものを与えて解決するのはNG!!
- 問題行動をした時は「ダメ」 「ノー」などの短い言葉でやめさせる
- しっかり《交流》をしながら教えていく (ケージに入れる、無視をする、代わりのものを与える)等の行為は教える《交流》チャンスがなくなってしまうのでNG
- 犬の要求(遊んで! ケージから出して!!等)に応えない
犬側が諦めたら、かまうようにする
あくまで主導権は人にあるようにする
これは良い、これはダメ を1つ1つ何度も教える事が大事
出来ない事が当たり前なので 出来ない事を怒るのではなく
出来た時にたくさん可愛がってあげる方が良い
困っている事 :①甘噛み ②トイレの失敗
・少し位噛まれていても「いつもの事だから」 「生え変わりの時期だから」「痛くないから」とそのままにしている
→人が痛いと感じた時にはやめさせている
fa-arrow-down
少しでも歯をあてたら止めさせるように徹底する
②トイレの失敗
・サークル内のトイレでしてくれるが、失敗も多い
(そわそわし始めたらトイレに行かせるようにしているが、分かりにくい)
fa-arrow-down
“排泄をした後”でサークルから出すようにする
成功回数を増やす事が大事
-
問題行動があるうちは、サークルから出す時間が短くても良い
(1日 5~10分を数回で様子みる)
-
犬側が主導権をにぎるのではなく、《人に合わせる》を覚えさせる
サークル内に居る時は かまわない 声をかけない 触らない
困っている事 :①お家で排泄(特に排尿)できなくなった)
②テレビに吠える ③ウレション
①お家で排泄(特に排尿)できなくなった
・お散歩するようになってから お家で排尿する回数が減り、失敗も多くなった
fa-arrow-down
排泄はさせる回数が多いところでするようになる
(寝床から離れた場所 寝床より広いスペースを好むのでトイレの設置場所 大きさも大事)
『失敗させない』 『排泄のタイミングを知る』 事が大事
排泄をさせたい場所を囲い 排泄をしたら出すようにする
②テレビに吠える
・テレビに吠える事が多いが、人が来た時など 興奮時に吠える事もある
fa-arrow-down
大きな声や言葉ではなく リードや首元への刺激など≪気をそらす事≫で止めさせる
一時的に吠えるのを止めた事は止めたとは言えない
同じ刺激を与えても吠えなければ止めた事になる
※この時 ほめてしまうと興奮してしまうので 静かに見守る事が大事
③ウレション ビビション
fa-arrow-down
年齢が上がれば落ち着くことが多いが 過度に興奮させないようにする
- 人の指示に従った時はしっかり褒めて可愛がってあげる
(おやつでのしつけは興奮させるだけなので、おやつがないとやらない子になってしまう) - 一人でおもちゃをかじる遊びは攻撃心を上げるだけなので良くない
⇒遊ぶなら一緒におもちゃで遊び 飼い主さんのタイミングで開始と終了を決める
-
犬は人に依存するので適度な距離を保つようにする
(同じ布団や同じ部屋で寝るのはNG)⇒1~2才位までは別々で
※人が同じ空間に居る時にフリーにするのではなく、サークルで落ち着けるようになると良い
しつけは 1日のうちに短時間で複数回教えるほうが覚えやすい
1日数分でも良いので何回も練習するのがおすすめです
大見謝様の感想
おやつを使わなくても訓練できることを知れて良かった。
犬に合わせるのではなく、人の気持ち次第だと思った。
困っている事 :
①誤食・取り上げようとすると怒り、噛み付いてきたりする
②マウンティング
・遊んでいて興奮した時
・お散歩で会った自分よりサイズの小さい子に乗る
③家族でお子さんにだけ怒る(叱った時)
④気分次第で呼んでも来ない
⑤車に乗ると大きな声で鳴く(行きで吠える事が多い)
①~⑤の問題行動の解決策として【おやつ】を使っている
例えば
①誤食
誤食しようとくわえた物とおやつを交換する
④呼んだ後に来たら【おやつ】をあげている
⑤【おやつ】をあげて吠えないようにしている
fa-arrow-down
おやつでの解決はNG!!
- ①誤食
誤食しようとくわえた物とおやつを交換する行為は褒められたと勘違いしてしまう
(くわえた事 + 怒った事 + 離した事をセットで褒められたと思っている)
リードをつけてくわえてほしくないものを置き、くわえようとしたら制止する練習をする
⇒家の中でも外でも
-
②~⑤【おやつ】で気を引くのではなく ダメを教えるようにする
ダメな行動をした時 「ダメだよ~」や「○○だから~」等の説明はしない。
⇒叱っているのではなく 声かけなので褒めているのと同じ行動になっている
叱る時は短い言葉で声をかけるか 刺激で気をそらせる
村島様の感想
すごく勉強になりました
勉強になったけど、ショックな事も多く
自分が調べた事だけがすべてではなく ダメなことも多かったと知れて良かったです
困っている事 :①色々な物を噛む ②トイレを覚えていない
③ケージ内に色々溜め込んで渡さない
①色々な物を噛む
・撫でている時や帰宅時 お散歩後 足を洗う時など興奮して噛む
・③のケージに溜め込んでいるものを取り上げる時
→「ダメだよ~」と声をかけているが、さらに興奮して止めない
fa-arrow-down
テンションに合わせて怒っているので 興奮させすぎている
②トイレを覚えていない
・人が居るとサークル内で鳴いているので、サークルから出すと排尿する
fa-arrow-down
“排泄をした後”でサークルから出すようにする 成功回数を増やす事が大事
- 要求に応えすぎていて わがまま放題なので①~③の問題行動が起きている
-
興奮させすぎている事が多い
⇒人が主導権を握り、≪制御≫と≪落ちつく事≫を練習する - 問題行動を一時的に止めさせるのではなく 同じことをしても一切しない状態になれば しっかり怒る、叱るができて 覚えてくれた証拠
≪制御≫
人が主導権を握っていると覚えてもらえるようにする練習
Ⅰ:声をかけたり おやつを使ったりせずに【お座り】の体勢にさせる
Ⅱ:【お座り】ができたら 【フセ】の体勢にさせる
Ⅲ:【フセ】ができたら次はゴロンと【横向きで寝かせた】体勢にさせる
※一定時間同じ体勢を保てたらたくさん撫でて可愛がってあげて次の体勢へ
嫌がったり動いたら静かにもとの体勢に戻し 犬が諦めておとなしくなるまで続ける
1日数分を複数回練習するようにする
→人が座った状態で足を伸ばし 足の上で仰向けの体勢にする練習もおススメです
中島様の感想
今まで正反対の事をやっていたのでびっくりしました
個別で相談でき、目の前で実践してもらえたのが 分かりやすくて良かったです
困っている事 : ①ムダ吠え ②食フン ③後追いする
①ムダ吠え
・知らない人や家族でも特定の人に吠える
・一人で寝ている時にうなる
・ごはん準備中に吠える
fa-arrow-down
知らない人(恐怖) 家族内の特定の人(興奮)で吠える条件が違っている
知らない人(恐怖)の場合
来客等であれば吠えて居る相手に渡してしまう 繰り返してるうちに慣れやすくなる
お散歩中などでも嫌がった物や怖がったものにあえて近づくようにする
※避けてしまうと余計警戒してひどくなる場合が多い
家族内の特定の人(興奮)
帰宅時や挨拶時(朝など)かまって欲しくて興奮して吠えている場合が多いので
しばらくかまわず 落ちついてから対応するようにする
ご飯準備中に興奮して吠える場合
興奮している最中にごはんをあげない(ご褒美になってしまうため)
ごはんの時間や準備からあげるまでのタイミングをずらしたりして落ち着いてからあげる
すぐに処理をするのが一番
※処理中に声をかけたりすると喜ばせてしまうので静かに片付ける
→排泄後にご褒美としておやつをあげる習慣があるコは食フンしやすくなるので注意
犬側から来た時や吠えているなどの要求時や
サークル内や離れた所に居る場合に人が自ら行って触ったりかまったりしないようにする
→「おいで」と呼んで来た時のみ触ったり可愛がるようにする
- 吠えて居る時に声をかえるとひどくなる事が多いのでリードでの刺激等で止めさせる
-
他の犬との対応は基本 犬同士に任せて良い
⇒人が主導権を握り、≪制御≫と≪落ちつく事≫を練習する
※ただし、犬に先に行かせるのではなく 人側が許可を出してから
(飼い主さんに他の犬が大丈夫か 近寄っても平気か等しっかり聞いてから)
柳沼様の感想
すごく役に立った!!
まだ小さいうちに 色々話を聞けてよかった
困っている事 :①足に噛み付いてくる ②ハーネスを嫌がる
③興奮すると噛む ④トイレの失敗が多い
fa-arrow-down
おもちゃや避ける行為は更に追いたくなるのでNG
※避けずに「ダメ」や「ノー」等の短い言葉 リード等の刺激で止めさせる
②ハーネスを嫌がる
・着けると動かなくなってしまう
fa-arrow-down
慣れるしかない
→“嫌がる”“動かない”状態でもそのまま(数分から始めて 徐々に時間を伸ばしていく)
③興奮すると噛む
・おもちゃで遊んでいる時が多い
fa-arrow-down
興奮させないようにする
おもちゃで遊ぶ行為は狩猟本能に働きかけるので遊ばせすぎは良くない
一緒に遊ぶ時は 遊びの「開始」「終了」を人が決める
④トイレの失敗が多い
・おもちゃで遊んでいる時が多い 新しく増やしたトイレで排泄するようにしたいけど うまくいかない
(留守番中はケージに入れるのでそのトイレには行けない)
・留守番中 ケージ内のトイレには排泄できる
fa-arrow-down
トイレは1箇所の方が覚えやすいし失敗しにくい
≪留守番中に行けるトイレで覚えた方が良い≫
-
嫌がる事やストレスを【避ける】のではなく 【慣らす】事が大事
⇒無理強いするのではなく 徐々に慣らすようにする
-
基本的に 触っている時以外は声をかけない
犬が離れている時にかまいすぎると分離不安になりやすくなる
星嶋様の感想
とても良い機会だった
当たり前の事ができていなかったようなので びっくりしたが
トイレの説明等 納得できるまで説明してもらえて良かった