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肛門腺絞りの大切さ

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肛門腺とは

『肛門腺』は肛門の左右にある袋のことで、ここから分泌物が排出されています。
お散歩で犬同士がお尻の匂いを嗅ぎ合うのは、この肛門腺の分泌物の匂いを嗅ぎ合う事で相手のことを知ろうとしています。

なぜ肛門腺を絞るのか

肛門腺を出しきれず溜まっていくと『肛門嚢炎』や『肛門腺破裂』になる可能性があります。
肛門腺は肛門嚢から分泌物を出す役割をしています。
肛門嚢に蓄積した分泌物を自分で絞り出せなくなってしまうと、肛門嚢に古い分泌物が溜まったままになり肛門嚢の中で雑菌が繁殖します。
雑菌に感染すると赤く腫れ上がって炎症を起こします。これを『肛門嚢炎』といいます。
さらに重症化して化膿が酷くなると、『肛門腺破裂』といって肛門の皮膚が裂けてしまうこともあります。

肛門腺を絞る周期

肛門腺を絞る周期は犬の年齢やその子によっても異なります。
年齢を重ねるとだんだんと分泌物が溜まりやすくなってしまうので絞る頻度は増えます。
目安は月に1回、シニア犬やつまりやすい子は2〜3週間おきに1回くらいになります。
自宅で絞るのが難しい場合は病院やトリミングの時に一緒に絞ってもらうのがオススメです
また、お尻の擦り歩きをするようになったら肛門腺が溜まっている可能性があるので早めに肛門腺を絞りましょう。

肛門腺の絞り方

利き手じゃない方の手で尻尾をもちあげ、肛門が見えるようにします
肛門の左右(時計で言うと4時と8時)の部分を利き手の親指と人差し指でつまみ出口に向かってジワジワと力をかけていきます。
また、肛門に対して真正面に立つのではなく動物の体に対して直角の位置に立って行いましょう。

肛門腺を絞る時の注意点

肛門腺を絞る時は強く絞りすぎないようにしましょう。
無理やりやることで愛犬も嫌がるようになり、次からの肛門腺絞りが難しくなってしまうこともあります。
初めて肛門腺を絞る時は動物病院やトリミングサロンで行ってもらうか適切なやり方を指導してもらうといいでしょう。
肛門腺は肛門に近いため清潔な状態を保つことで、感染症などの予防にも繋がります。
愛犬の健康を維持するためにも、定期的に肛門腺を絞ることをおすすめします。
トリマー 影山
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