予防・健康診断

なぜ予防が大切なのか

多くの動物は人間よりも成長が早く、犬、猫は人間の5倍、うさぎの場合7倍程度の速度と言われています。そのため、人間では健康診断は年に1回程度であっても、動物の場合は毎年2回程度行うことをおすすめしています。早期に発見するほど苦痛が少なく、治療がしやすいのはあらゆる疾患で言えることです。中には症状が出にくい病気もあり、気が付いた時にはかなり進行しているケースもありますので、ぜひ予防のための健康診断をご利用ください。

健康診断

定期的な健康チェックは、病気の早期発見につながります!

「ワンちゃん」「ネコちゃん」「うさぎさん」
それぞれの健康チェックのコースがございます。
※コース以外にも脳神経検査・エコー検査・CT検査などのオプションがございます。

  • 5歳未満のコはプチコース
  • 病気が増えてくる7才以上のワンちゃんネコちゃん、5才以上のうさぎさんには年に2度のゴールドコース、またはプレミアムコースをお勧めします。

その子にあった健康チェックコースをご用意しています!

「ワンちゃん」「ネコちゃん」「うさぎさん」それぞれの健康チェックのコースがございます。
※コース以外にも脳神経検査・エコー検査・CT検査なども選べます。

ワンちゃん

コース プチ ゴールド プレミアム
7才以上におすすめ
料金 12,000円 20,000円 25,000円
キャンペーン価格(20%割引) 9,600円 16,000円 20,000円
検査内容 全身チェック
血液検査
レントゲン検査 /
シニア特別検査 / / ○(T₄・CRP・GA)

ネコちゃん

コース プチ ゴールド プレミアム
7才以上におすすめ
料金 12,000円 20,000円 25,000円
キャンペーン価格(20%割引) 9,600円 16,000円 20,000円
検査内容 全身チェック
血液検査
レントゲン検査 /
シニア特別検査 / / ○(SOMA・T₄・SAA・GA)

うさぎさん

コース プチ ゴールド
5才以上におすすめ
料金 9,050円 16,500円
キャンペーン価格(20%割引) 7,240円 13,200円
検査内容 全身チェック
血液検査
レントゲン検査 /
  • 再診料、採血料、うさぎさんのレントゲン保定料は別途料金となります。
  • ワンちゃん、ネコちゃんの血液検査は血清19項目と血球検査
    うさぎさんの血液検査は血清11項目と血球検査

キャンペーン期間について

対象期間に健康診断を受けられる方は通常価格より20%割引となります。

ワンちゃん
4月~6月・10月~12月
ネコちゃん
健康診断は通年20%割引となります。
※手術前などの健康診断は通常料金となります。
うさぎさん
1月~3月・7月・9月

シニア特別検査内容について

T₄ 甲状腺ホルモンの検査。
8才以上のネコちゃんの20頭~30頭に1頭が甲状腺の病気をもっていると言われています。
CRP 炎症の有無を調べる検査です。
GA 糖尿病をチェックする項目です。
SDMA ネコちゃんの死因の圧倒的1位が慢性腎臓病です。15才以上の子の81%にこの病気が発生しています。SDMAは腎臓機能低下の早期発見に役立ちます。
SAA 炎症の有無を調べる検査です。

健康診断の流れ

  • Step01

    受付予約

    お電話または、受付で事前に必ず日時のご予約をお取りください。

    犬・猫専用TEL

    045-984-1122

    ウサギ専用TEL

    045-530-8282

  • Step02

    来院

    ご予約された、お時間内に当院までワンちゃん、ネコちゃん、うさぎちゃんをお連れください。 ワンちゃん、ネコちゃんは朝食を抜いておつれください。
    お水は飲んでもかまいません。

  • Step03

    問診・お預かり

    現在の状態や健康診断のコース選択、飼い主さんがご心配な事などを問診致します。
    問診終了後、お迎え時間を決められたらご家族の方はお帰りください。ワンちゃん、ネコちゃん、うさぎさんはお預かりし、健康診断を行います。

  • Step04

    お迎え・会計・健診結果

    健康診断後、約1週間でご連絡をいたします。来院日時をご予約いただき、当日に結果および、そこからわかること、病気のこと、気をつけるべきことなどを獣医師が詳しく丁寧にご説明いたします。

避妊・去勢

避妊・去勢手術を行うと、望まない妊娠出産を回避できますが、実は健康上のメリットも豊富にあることをご存じでしょうか?
避妊や去勢手術を受けていない場合、年齢が上がるとともに、メスであれば卵巣や子宮の疾患が増えますし、オスの場合は前立腺の病気が目立つようになります。避妊・去勢手術を受けるとこれらの疾患を予防しやすくなるので、動物たちと長く楽しく暮らすことに役立つのです。
さらに、性格が穏やかになり、無駄吠えやマーキング行動などが減ることもあって、日常生活のトラブルを減らすこともできます。繁殖を考えていないのであれば、ぜひ避妊・去勢手術をご検討ください。

避妊(女の子)のメリット・デメリット

  • 避妊手術のメリット

    • 望まない妊娠を予防できる
    • 子宮や卵巣疾患のリスクを抑え、健康に長く生きることに役立つ
    • 乳腺腫瘍の発症率を下げる

    ※ただし、犬は最初の発情前に避妊を受けた場合よりも発情後に手術を受けた場合の方が発症率は高いので、ぜひ早めにご検討ください。

  • 避妊手術のデメリット

    • ホルモン分泌バランスの変化によって太りやすくなるため、食事や運動の管理が重要になる
    • 中型犬以上であれば、手術の副作用として尿失禁が起こる例がまれにみられる

去勢手術(男の子)のメリット

  • 去勢手術のメリット

    • 望まない繁殖を予防できる
    • 前立腺肥大のほか、肛門周辺の疾患や会陰ヘルニアが予防できる
    • 陰嚢内に精巣が降りていないケースでは精巣腫瘍のリスクが高いが、去勢によって予防しやすくなる
    • 犬であればマーキング、猫の場合スプレー行動などを抑制することで生活上の問題が減る
    • 攻撃性を低下させるのでケンカが減り、ケガをしたりさせたりするリスクが減る
  • 去勢手術のデメリット

    • ホルモン分泌バランスの変化によって太りやすくなるため、食事や運動の管理が重要になる
    • ごくまれに、毛の色や毛の質に変化が起こる場合がある

避妊去勢手術の流れ

  • Step01

    手術前検査

    事前に診察と血液検査とレントゲン検査を行います。
    腎臓、肝臓などの数値チェックや、その他の診察で健康状態を確認し、手術が可能かどうかの判断を行います。

  • Step02

    日程決定

    手術可能な場合、日程を決めていきます。
    基本的に1泊して翌日帰宅となります。飼い主様が対応可能な日にちのご相談を行います。

  • Step03

    手術当日

    手術当日は朝食及び、水を抜いてください。
    午前中にお連れいただき、手術を行います。
    1日入院して翌日の帰宅となります。
    ※猫の去勢(男の子)の場合、当日帰宅となります。

  • Step04

    抜糸

    約10日後に抜糸を行います。お連れいただき、当院で抜糸いたしますので、あらかじめ来院予約をお願いいたします。
    ※猫の去勢(男の子)は抜糸はありません。

避妊・去勢手術の費用(税込)

避妊(女の子)手術(税込)

麻酔・注射・手術・入院(1泊)を含みます

下記費用は、卵巣・子宮・その他に異常のない子の費用となります。別途、手術部位保護のためのエリザベスカラーまたはエリザベスウェア費用、薬代と手術前検査が必要となります。


(体重によって費用が異なります)

¥37,400~



(体重によって費用が異なります)

¥29,700~


うさぎ
(体重によって費用が異なります)

¥37,400~


去勢(男の子)手術

麻酔・注射・手術・入院(1泊)含みます(※)

下記費用は、精巣・その他に異常のない子の費用となります。別途、手術部位保護のためのエリザベスカラーまたはエリザベスウェア費用、薬代と手術前検査が必要となります。


(体重によって費用が異なります)

¥27,500~



(※猫の去勢は入院せず当日帰宅となり、抜糸もありません)

¥16,500~


うさぎ

¥27,500~


ワクチン接種

ワクチンを接種すると、特定の病気に対する免疫をつけることができます。ワクチンは、それぞれの動物がかかりやすい重篤な疾患を防ぐために開発されているので、動物との楽しい暮らしを維持することに貢献します。
また、動物がかかる疾患の中には人間に感染するものもありますから、知識を持ってワクチン接種を受けることは社会を守ることにつながります。

猫のワクチン

  • 混合ワクチン

犬のワクチン

  • 狂犬病ワクチン
  • 混合ワクチン

狂犬病予防接種

狂犬病予防接種は法的な義務なので、生後90日を過ぎた犬を飼っている場合必ず接種しましょう。

混合ワクチン接種

犬・猫の混合ワクチン接種は、出生年は年間で2~3回行うことをおすすめします。接種の期間やタイミングについてはご質問いただければ丁寧にお答えしますので、お気軽にご相談ください。

フィラリア・ノミ・マダニ予防

フィラリア

フィラリアは蚊が媒介する疾患です。微小な病原虫が体内に侵入し、臓器に寄生、成長することで健康状態に大きな害を及ぼします。
フィラリアは犬も猫もかかる病気で、犬の場合初期には咳や食欲減退、疲れやすくなることから散歩を嫌がるなどの症状が見られます。重症化すると貧血や血尿、腹水が見られ、死亡する例もあります。
猫も咳や食欲減退などの症状がみられることもありますが、症状が無いまま突然死することもあります。
犬、猫どちらの場合も命に関わる病気で、治療も容易ではありません。
フィラリア症は防ぐことが可能な病気ですので、必ず予防を徹底するようお願いします。

毎年3月末頃より、フィラリア予防キャンペーンを行っております。
是非ご利用ください!

ノミ

ノミは犬や猫の身体に寄生して吸血し、非常に強いかゆみ、湿疹や脱毛、吸血による貧血を起こします。サナダムシが寄生するノミを毛づくろいなどの際に口にしてしまうことで、体内にサナダムシが寄生して更なる体調不良を起こすこともあります。
ノミの個体寿命は10~20日程度ですが、動物の体表面で産卵して増えるので、放置すると屋内で大量に増えることもあります。従来、ノミは夏に多いとされてきましたが、近年は室内の温度が一定に保たれていることもあって冬でも繁殖が続きます。
ノミの予防は首に薬液を垂らすタイプや服用するタイプなどがあり、その子の個性に応じて選択できるので、ぜひご利用ください。

マダニ

マダニは動物の体表に寄生し、自身の体の数倍もの量の血を吸う虫です。皮膚病を起こす例や、犬バベシア症や猫ヘモプラズマ症を媒介することもあるので注意が必要です。さらに、人間もマダニに吸血されることで感染する病気があり、重症熱性血小板減少症などを発症すると生命を失うことも考えられます。
マダニはどの地域にも生息しており、散歩などの際に動物に付着することがありますし、人間の衣服に着いて屋内に侵入することもあるので、室内飼いでも油断はできません。ぜひ予防に取り組んで楽しい生活を守りましょう。

いざという時の備え「マイクロチップ」

マイクロチップを埋め込むと、個体識別ができることから、万一自宅から逃走したり、行方不明になったりした際にも無事帰宅できる可能性が上がります。
マイクロチップは皮下に埋め込む電子情報機器です。動物の身体に機器を埋め込むことに抵抗感がある飼い主さんもいらっしゃるでしょうが、身体への負荷が極力少ないように設計されており、副作用もほとんど起こらないことが確認されています。
2022年6月から、ペットショップなどで販売する犬や猫にはマイクロチップを埋め込むことが法で定められていますから、今後マイクロチップの利用は増えていくことでしょう。現在ご家庭にいる動物たちへの埋め込みは義務化されてはいませんが、ぜひご検討ください。

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