ワンちゃんのダイエット
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気温も下がってきて やっと秋らしくなってきましたね!
少し前から食欲の秋を感じ(笑) 食欲に勝てなくなっている武藤です。
自分の体重も気になってはいますが。。。
今回は わんちゃんのダイエットについて書いていきます♪
「うちのコ 太り気味なの?」「適正体重ってどのくらい?」と判断が難しいですよね?
まずは 基準からお話します
1、ダイエットをはじめる基準
ワンちゃんの体型は 犬種や個体によっても大きく差が出るので BCS(ボディ コンディション スコア)と言う指標で判断します。
ワンちゃんの 外見、肋骨や腰周りの皮下脂肪の厚さも実際に触って判断し、 5段階で評価します。
環境省発行「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」より
BCS3が 理想とされていますが、犬種ごとに理想が異なることもあるので、獣医師からの評価も定期的に受ける事も大切です
2、そもそも肥満の原因は?
・運動不足
夏の間 暑くてお散歩の時間が減った そもそもの運動量が足りていない etc…
・食べ過ぎ
フード自体を与えすぎている おやつが多い etc…
・避妊、去勢手術
ホルモンバランスが変わり 基礎代謝が減るが 食欲が増す傾向があります
・病気
甲状腺機能低下症や副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)などの病気で太る事もあります
「運動量も食事量も変えてないのに急に太った」や「多飲多尿」などの症状がある場合は すぐに獣医師にご相談ください
3、肥満のリスク
肥満の犬は、犬種や年齢によって差はあるものの
適正体重である健康的な犬に比べて、
半年から2年以上寿命が短くなることもあるという調査結果があります。
「循環器や呼吸器の病気 」「内分泌疾患」「運動器への負担」など様々な病気を引き起こす可能性があります
4、ダイエット方法
では、実際に具体的方法ですが
①フードを変える
まず、食事量を見直し、愛犬の理想体重に合ったカロリーを算出して 適正な量を把握しましょう。
今与えているご飯の量を減らせばいいのでは?と考える方も多いですが
量を減らすだけだと 供給される栄養も減ってしまい体への負担が大きくなる事があります。
また、満腹感も減ってしまう為 ストレスを感じて精神的に負担になってしまいます。
オススメは
【低カロリーのフード】
・・・極端にフードの量を減らさなくて済む
ビタミンはミネラル等の栄養素も摂取できる
【低脂肪、高繊維のフード】
・・・脂質の制限をすることで無理なくダイエットができる
消化吸収スピードが緩やかなので満腹感が持続する
【ダイエット用のフード(療法食)】
・・・必要な脂質を残しながら、栄養バランスに優れているため愛犬の健康を損ねることなくダイエットができます。一般的に、ダイエット効果が現れやすいといわれています。
※フードを変更する際は 1週間を目安に少しずつ移行して下さい
② 間食を見直す
理想を言えば 止めるのが1番ですが 急に止めてしまうと 愛犬にも飼い主さんにもストレスになってしまうので 1日の必要カロリーの10%以内に収め、1日のカロリー量をオーバーしないよう
に調整して下さい。
1日分のご飯から数粒のフードをおやつ用に分けるのがわかりやすくておすすめです。
③運動
運動不足のまま食事だけのダイエットをおこなうと、
脂肪と一緒に筋肉量も減少してしまいます。筋肉量の低下は基礎代謝の低下につながり、エネルギーが消費されにくく脂肪がたまりやすい体になってしまいます。
毎日のお散歩に 坂道のあるコースを選んだり、歩くペースに強弱をつけたり、公園でのボール遊びを取り入れたり いつものお散歩に少しだけ工夫をするだけでも運動量が上がります。
足腰や心臓、呼吸器などに問題がなければ、散歩に加えて運動
する機会を増やすのも効果的です。
室内遊びやドッグランのほか、普段あまり使わない筋肉を使うことのできる水泳もおすすめです
④こまめな観察
日々の食事量や食事内容、ワンちゃんの様子や体重の推移をこまめに経過観察する事が重要です。
たとえしっかりと経過観察をしていても、飼い主さんだけがそれを見ながら自己流ダイエットを進めていてはあまり意味がありません。
自己流のダイエットにより体重は減少したものの、脂肪は残り筋力が低下した例や、肥満以外の症状につながる例もあります。
獣医師にも経過を共有し、適切なダイエットプランの継続や見直しを図りましょう。
ワンちゃんとっても飼い主さんにとっても、体重を減らすということは、それほど簡単なことではありません。
急激な減量は身体にも心にも負担をかけます。
健康的にダイエットをするためにも、獣医師の指導の下、長期的な減量計画を設定して ストレス無く健康な身体作りを目指しましょう