症例紹介

猫の心筋症

  • 心臓

 

先日、可愛動物病院にうちの10歳のネコのカイを健診に連れて行きました。

いつもなら身体検査と血液検査、レントゲンで終わらせるのですが、今回は先生のすすめで心臓のエコーも行うことにしました。

先生によると、猫の心臓病は身体検査やレントゲンでは分からないことが多く、分かった時にはかなり進行していることが多いそうです。

結果はというと、

拘束型心筋症の可能性が高いとの診断でした。写真にあるようにカイの左心房(LA)という心臓の部屋が、正常な心臓と比べて大きくなっていると説明を受けました。

こうなった原因についてはよく分かっていないとのことです。

 

 

正常な心臓                         カイの心臓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うちの子の場合、左心房(LA)の拡張がある程度進んでいるらしく、放っておくと肺にお水が溜まって苦しくなったり、血管に血の塊が出来て突然死したりすることがあるそうです。

 

 

今回、症状が出る前に診断が付いたことで、先生からは血の塊を予防する薬を処方してもらいました。

病気が見つかることは残念ですが、よく言えば早期診断することで、早めに今後の対応を出来るので結果的に良かったと前向きに考えています!

もしもこのブログを見ている方で、最近健康診断をしていない方がいらっしゃったら、是非行うことをおすすめします。勿論お金もかかりますが、それも含めて先生と相談すればいいですから。

 

 

獣医師より

猫の心臓病は身体検査やレントゲンでは分かりづらいことがあり、きちんと診断を下すには超音波検査が必須になってきます。今回のように症状が出る前に診断が出せれば、予防薬の処方や今後の気をつける事、また症状が出た時に早期に対応出来ます。

 

健康診断というと一般的にはレントゲンや血液検査、尿検査などになりますが、猫ちゃんに関しては心臓の超音波検査も大事な健診項目です。気になる方はいつでもご相談ください。

 

 

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