猫ちゃんのダイエット
- ブログ
3月は2回も雪が降りましたが、雪の影響は大丈夫でしたか?
大変なので、降ってほしくはないのですが、
「新品のスタットレスタイヤがもったいないなぁ。。。」と複雑な心境だった 武藤です!
先日 無事ノーマルタイヤに交換しました(笑)
前回のブログでは ワンちゃんのダイエットについて書かせて頂いたので
今回はネコちゃんのダイエットについて書いていきますね♪
1、ダイエットを始める基準
猫は犬に比べると、個体ごとの体形差があまりない動物です。
体重の目安として
成猫であれば 3~5㎏位
(メインクーンなどの大型種は 7~8kg位)
とは言われていますが、数字だけで判断するのは難しいので
BCS(ボディコンディションスコア)と言う指標で体格も合わせて確認して、判断しましょう。
(引用:環境省パンフレット「飼い主のためのペットフードガイドライン~犬・猫の健康を守るために~」より)
BCS3 が理想とされているので確認してみてください!
判断が難しい時は獣医師に相談しましょう
2、そもそも肥満の原因は?
・フードの与えすぎ
・運動不足
→摂取カロリーよりも消費カロリーが少ない場合 肥満の原因になります
愛猫の摂取カロリー、消費カロリーを把握しましょう。
・避妊・去勢手術
→不妊手術によって代謝率が20~25%低下すると言われているのと
女の子の場合、女性ホルモン(エストロゲン)が減ることにより食欲が増加します。
・病気や遺伝
→数日から1ヵ月などの短期間で急激に体重が増えた場合や
腹水や腫瘍で「太っているように見えるだけ」の場合もあるので、猫ちゃんの体格
体重のチェックは必ず獣医師と相談しましょう!
3、肥満のリスク
猫ちゃんの肥満で発症するリスクが上がると言われている病気は
・心臓病
・糖尿病
・肝リピドーシス
などがあります。
直接 寿命に関わってくる病気も怖いですが、
・関節障害
などの痛みが出たり、怪我につながるような病気もあります。
いずれも、猫ちゃんのQOLを下げてしまうので、しっかり管理していけた方が良いです。
4、ダイエット方法
では、具体的な方法を説明していきます。
猫ちゃんのダイエットで重要となるのは 【運動】と【食事】です
食事編
①適切な給与量を把握する
目標体重に合わせた給与量を確認しましょう
「大体 このくらい~」であげるのではなく、毎回しっかり量を計ってみて下さい
②ダイエット用フードに切り換える
ダイエット用のご飯は、「カロリーや脂肪分を抑えて、タンパク質、食物繊維を多く」調整してあるものが多く、満腹感を維持しながら、皮膚や被毛、筋肉量の維持もできるように作られています。
③フードを複数回に分ける
空腹時間を短くすることで、消化器官にかかる負担とストレスを減らせます。
例えば、朝・昼・夜・寝る前等できる限り小分けにしましょう。
自動給餌器などを使えば留守中もあげる事ができます。
運動編
①キャットタワーを活用する
猫ちゃんの場合、横への運動よりも 上下の運動を好む傾向にあります。
キャットタワーの高めの位置にフードを置くといつもの生活に上下の運動がプラスできます。
ただ、高すぎるものは怪我へつながる可能性もあるので設置場所に注意しましょう
②おもちゃを活用する
狩猟本能を引き出すようなおもちゃを使えば、感覚器にも刺激になります。
ストレスを発散しながら、コミュニケ―ションもとれるので一石二鳥です。
③短時間の運動を1日に複数回行う
猫ちゃんは飽きっぽい性格です。
楽しみながら運動を続ける為に、短時間の遊びを複数回に分けてカロリーを上げましょう!
(例えば、1日に2~5分の運動を2~4回に分けて行うのが理想的です)
≪注意点≫
猫ちゃんの場合、極端にごはんの量を減らしてしまうと、栄養失調や肝臓の病気(肝リピドーシス)になる可能性があるので注意が必要です。
また、水分が消化を助けてくれるので 新鮮なお水をたくさん置いてあげるのも効果的です。
急な減量は厳禁です!!
1週間で体重の1%が減るペースでゆっくり減量していきましょう。