猫の爪周囲皮膚の細菌感染症
- 猫
今回は爪とその周囲の皮膚に起きた細菌感染症の猫を紹介します。
猫 ブリティッシュショートヘアー 5才 避妊済
飼い主様が左前肢をよく舐めていることに気付き来院されました。
診察室にて左前肢の第2-4爪周囲の皮膚の脱毛とフケ、排液を確認しました。その他の皮膚に異常はありませんでした。この猫は100%室内飼いで、ノミやダニの予防薬は使用していないとの事でした。

患部にセロテープを押し当てて皮膚の検査を行ったところ、細菌感染を疑いました。飼い主様に結果を伝え、相談の上、1回の注射で2週間効く抗生物質と念のため外部寄生虫の駆虫薬を塗布しました。同日行った真菌の検査では後日、陰性が確認出来ました。
以下が注射して2週間後、4週間後の写真です。皮膚病が改善し被毛が生えてきています。
治療から2週間後

治療から4週間後

犬もそうですが、皮膚病においては治療前に検査行うことが大事です。これは原因によって治療法が異なってきますし、余計な薬を避けることもできます。
今回治療法として注射を選択しましたが、皮膚の治療法には色んな種類があります(飲み薬、塗り薬、注射薬、シャンプーetc)。それぞれにメリットとデメリットがあるので、診察した獣医師とよく相談して、猫ちゃん、飼い主様、獣医師にとって負担の無い治療を目指しましょう!

